学校給食会の供給するパン
パンの規格
学校給食会が契約する学校給食用パン加工委託工場により下記4種類のパンが製造・供給されています。
- ①基本パン (取扱グラム数30g~90g)
- 他全てのパンの基準となるパンで、その主原料と配合比率は、小麦粉100%に対して、上白糖5%・ショートニング6%・脱脂粉乳3%・イースト2%・食塩1.5%を加えたもの。
- ※ 取扱グラム数○○gの○○に入っている数字は原料小麦粉の量を表すものです。
- ②黒砂糖パン(取扱グラム数40g~80g)
- 基本パンに使用する上白糖を黒砂糖に替え、その量をグラム数の20%に増やしたもの。
- ③ミルクパン(取扱グラム数40g~80g)
- 基本パンより、上白糖の量を3倍、脱脂粉乳の量を2倍に増やしたもの。
- ④米粉パン (取扱グラム数40g~80g)
- 小麦粉自体は使用せず、代わりに大分県産のお米を製粉したものに、パン製造に適するよう20%の小麦グルテンをミックスさせた「パン用米粉」を使って製造されたパン。
※ 大分県では一部の地域を除き、当日に焼かれたパンを供給されています。
※ 米粉パン以外のパンについては、県産麦5%を導入し、配給しております。
※ パン加工委託工場は学校給食会が定期的に行う立入検査等により、衛生的に運営されます。
パンの流れ
学校給食会の取り扱うお米
主な品種・産地等について
- 大分県内当該年産なつほのか、ひのひかり他
(1等・2等) - ※毎年度新米は11月使用分からの供給を予定しています。
地産地消への取り組みについて
・学校給食会の取扱うお米は全て大分県産米です。
安定供給について
全県下より一括して玄米の集荷を行っておりますので、不作の年でも安定した価格で供給可能です。
安全・安心について
学校給食会の取扱うお米は、玄米集荷業者による残留農薬検査や、学校給食会が委託している(一財)日本穀物検定協会の行う玄米・精米検定により、その等級や鮮度等品質について、また公的検査機関の放射能・残留農薬検査により、厳しく管理されています。
お米の供給形態
- ①精 米
- ・調理室で炊飯を行う学校については、10kg袋入精米をお届けしています。
※学校炊飯設備の種類により、必要に応じて無洗米の供給も可能です。 - ②米 飯
- ・炊飯設備を持たない学校については、学校給食会の選定する、各地域の委託炊飯工場より温かいご飯をお届けします。 ・1クラス分のご飯を食缶に入れてお届けする「食缶方式」と、1食分ずつ弁当箱に詰めてお届けする「弁当方式」の2種類があります。 ・炊飯委託工場は、学校給食会が定期的に行う立入検査等により、衛生的に運営されます。 ・規格は、5g及び10g単位からになります。
ごはんの流れ
学校給食会用脱脂粉乳
用途・規格
・現在大分県では、ほぼ全ての学校給食用脱脂粉乳がパンの副材料として使用されていますが、他の献立への調理用や、飲用としてもお使いいただけます。
・規格は25kg入り袋です。
産地
・産地は国内産です。
学校給食会用アルファー化赤飯
アルファー化赤飯とは
本来セイロで蒸さないと出来ない赤飯(おこわ)を、既存の炊飯器で簡単にしかも短時間で大量に、という学校給食の実情に合うよう開発された商品です。洗米浸漬の必要が無いため排水処理の心配がいらず、通常(常温)の保管で変質したり虫がついたりする心配も無いので、取扱いも便利です。
主に入学及び卒業時の行事食として利用されています。
※炊飯設備を持たない学校の場合は、委託炊飯工場へお届けします。
品質・規格
- ①原料配合
- ・もち米 67.55%(国産1~2等)
・うるち米 28.95%(国産1~2等)
・小 豆 3.5% (国産小豆2等以上選別品使用) - ②製品水分
- ・13%以下
- ③包装形態
- ・7kg袋
※1kg単位からの量り売りも可能です。
アルファー化赤飯について(PDF形式:930KB)
牛 乳
工 場
自然豊かな大分県で育てられた牛から搾った牛乳は県内3つの工場へ運ばれます。
●九州乳業株式会社 大分市大字野津原
●下郷農業協同組合 中津市耶馬溪町
●有限会社古山乳業 大分市大字関
安全・安心
工場へ運ばれた牛乳は、理化学検査、成分・細菌検査等の受入れ検査を行い、合格した原料乳だけが工場のタンクに入れられます。
ゴミを取り除き130℃の蒸気で殺菌された牛乳は、容器に詰められ倉庫で保管されます。
このようにしてできた牛乳は再び検査を受けたのち、保冷車で各学校へと運ばれます。